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ヘイ・ワゴン HW-40

2006年3月購入。 購入価格5,000円。
最近のchataroにしては、ちょっと奮発してしまいました(笑)。
もちろん中古(いつものヤフオク)です。

送料は1,500円ちょっと。
ハードケース付きだったので似姿が大きくなってしまい、今までよりちょっとだけ高めです。でもギターの送料としてはこれぐらいが普通ですよね。

これ、ちょっと珍しいギターじゃないですか?。
サウンドホールの中のラベルが剥がれていて、出品者も貰い物だったらしく、正体不明という形でオークションに出ていました。

chataroはヘッドのお馬さんのマークに見覚えが有ったので、部屋中捜したら古いカタログ(1977年11月15日発行)が出て来まして・・・。

そのカタログによると、ヘイ・ワゴンのギターは定価3万円のHW-30から、同25万のHW-250まで10機種有りまして、ヘッドに馬のインレイのみなのはHW-30、HW-40、HW-50の3本だけ。
(他の上位機種は馬+縦ロゴ)

さらに、指板のポジションマークがドットなのはHW-30とHW-40だけ。
で、この2本のカタログスペック上の違いは糸巻きのみ。
HW-30がシャラー・タイプのクロームでHW-40がグローバー・タイプのニッケル。
本機にはグローバー・タイプのペグが付いております。

だらだらと書きましたが、上記の理由でHW-40と判断しまして入札しました。

 
06.08.23 UP
P19
HW−40
ヘイ・ワゴンというブランドのギターは、発売元が株式会社プリマ楽器(ハムみたいな名前/笑)です。

そして製造元が、なんとあの、キャッツ・アイでお馴染みの東海楽器製造株式会社なのであります。

つまり、発売元:神田商会、製造元:富士弦楽器のグレコみたいな構図ですね。

東海楽器は、本家マーチンと技術提携していたことでも有名ですよね。
本機が作られた1978(多分)年頃は、まさにその時代で、キャッツ・アイ売り出し中の頃と重なります。

chataroが思うに、コピー・モデルに限定すれば、1970年代末期から80年代初頭にかけての3〜4年が、国産ギターの品質が一番良かった時代です。
アコギ、エレキを問わず・・・。(アコギはもう少し前倒ししてもいいかも知れない)

だからchataroは、この時代のギターが欲しかったのよ〜(笑)。

ただ、このギター、ペグを付け変えた跡があります。
写真では判らないでしょうが、ヘッドの表に、一回り大きな座金の跡。
ヘッドの裏の木部にも、別のペグの刻印の跡が付いていました。
ネジ穴は、合っているのですが。


このペグ自体は、当時の中級国産ギターに盛んに使われたもので、HW-40の純正だと思うのですが・・・。(キャッツ・アイにも使われていた、トルク調整をツマミの根元の軸部でするやつです)

ひょっとしたらこのギター、実はHW-30で、ペグが故障したか何かで付け替える際に、ワンランク上のペグを用いたのでしょうか。


謎です。
カタログによると・・・

表板:エゾ松
裏板・側板・指板:ローズウッド
ネック:ナトー

で、つまりオール合板。
これはHW-30、HW-40共通です。
HW-50になると、表板がスプルース単板になるんですがねえ・・・残念。


東海楽器の自社ブランドのキャッツ・アイなら、確か当時CE-400(4万円)でもトップ単板だった筈で、この辺りがOEM(?)生産との差なんでしょうか。

でも考えて見れば、当時でも定価4万でトップ単板は、それほどなかったように思います。

カタログには、「(トップには)よく鳴るように工夫されたエゾ松合板」と書いてあります(笑)。

どんな工夫なんでしょう?。

サウンドホールから覗くと、側板は内側の方がきれいな木目です。
これはひょっとすると、内側に音の反射の良いと云われるハカランダを使っているのかなあ。

ひとくちにローズウッド合板と言っても、そうする場合も有ると聞いたことがあります。

要は、音が良ければいい訳で、このギターに関しては、chataroは何の不満も有りません。
これまでの3本のドレッドノート・タイプの中では一番いい音してますよ。

chataroは、オール単板のギターなんて弾いたことがないから、違いが判らないと云われれば、そうかも知れないけど・・・。
装飾は、いたってシンプル。
このシンプルさが、HW-30疑惑の元でもあります。

裏板センターのラインは、寄せ木の木象嵌ではなく、細いバインディング材が一本入っています。
これはキャッツ・アイだと、CE-250(2万5000円)より劣った仕様です。

写真には撮り忘れましたが、側板のエンド部分にもエンドトリムは無く、突き合わせただけ・・・。

一万円という価格差を考えた時に、HW-30とHW-40がペグだけの違いである筈がなく、装飾を省くことでコストダウンを図るとすれば、本機はHW-30であるかも知れません。

カタログ以上の情報が知りたくてネットでも調べたのですが、あまり情報が有りません。

ただ、とあるキャッツ・アイのオーナーズ・サイトで、chataroの持っているカタログと同じものが掲載されています。

ギターとは関係ないことがたっぷり書かれていたりして、カタログらしくないところが面白いです。

御覧になりたい方は、「ヘイ・ワゴン」若しくは「HayWagon」で検索すれば、たどり着けると思いますよ。


あまり目にしないブランドですので、短期間で製造中止となったのでは?。

カタログを見れば、他のグレードにしても同時期のキャッツ・アイ等と比べると、コストパフォーマンスが高いとは決して云えないことが判ります。

お馬さんのインレイにお金をかけ過ぎちゃったかな〜(笑)。
ヘッド裏。

このペグを外すと、木部に別のペグの刻印の跡があります。
余計なネジ穴等は無いんですが・・・。


悲しいことに、これもダイア・ボリュートは有りません。
さらに、ヘッドも継ぎ木してあります。

ボリュートは仕方ないとしても・・・。
うちに届いて、継ぎ木を確認した時、「おまえもか・・・」とつぶやいてしまいました(笑)。

chataroのドレッドノートは3本共、ヘッドに継ぎ木してあるし、オール合板だし・・・。

実はね、ダイア・ボリュートを後付けで付けてみようかなあ、なんて無謀な事を考えているんですよ(笑)。

まあ、このギターは気に入っているんで、この先いじらないつもりですけど・・・。

弦高だけは、もう少し追い込んだ調整をしようかと思っています。

調整と言っても、ネックのトラスロッドと、ブリッジのサドルを削ること位しか出来ないんですが。

目標は12Fで、6弦3ミリ、1弦2.5ミリです。
ちょっと高めかな?位がちょうどいいと思いまして。

最初6弦で4.5ミリあったものが、トラスロッドを調整したら4.2ミリになり、(計算上3ミリになるように)サドルを2.4ミリ削ったのですが、実際今3.5ミリあるんですよ。(小数点以下は目測ですけど)

削り足りなかったのか、それともトップが膨らんだのかなあ?。


因みにエレキは12F6弦で2ミリに設定しています。
このギター、chataroの手元に届いた時は、とても弾ける状態ではなく、暇も無かったので5ヶ月も放置していました。

売主によると、ケースに入れたまま長年押入で眠っていたそうで、湿気で薄っすらと黴が生え、ボディの中は綿埃がたっぷり。

辛うじて付いていた4本の弦は錆びてしまってるし、フレットやペグも曇っていました。

ちょっと特殊な構造のペグなので、トルク調整が判らなかったのでしょうか、バカになっていました。

ブリッジが表板から2/3以上剥がれていました。ただしこれは、素人が(chataroだって素人ですけど)中途半端なリペアを施さなかったお陰で助かりました。

ナットが外れていました。

ネックサイドのバインディングの端部が3ヶ所、3センチ位剥がれていました。

ボディ、ネック共に、全体に小キズが多く、とても汚れていました。


でもね、ケースから取り出した時に、凄みというか、素性の良さというか、そんなものを感じて、一目で気に入ってしまいました。(安物なんですけどね/笑)

そんな訳で、新鮮な空気を吸わせてやろうと、ケースから出して放置していました。

で、ついこのあいだ、時間が出来たし乾燥も十分だろうということで、満を持してリペア&クリーニング&弦高調整を行ったのであります。

写真を撮っていなかったので、作業中及び前の画像を紹介できないのが残念です。
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