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Photo:William Hames YOUNG GUITAR 1998より
Photo:Justin Thomas YOUNG GUITAR 1998より
SKY GUITAR
ウリ・ジョン・ロートの愛機、スカイギターについて語る。
スカイギターについては、詳しく語られたサイトが既に存在する。
chataroも密かに畏敬の念を持って訪れては、参考にさせて頂いている。
スカイギターに関してはそこで語り尽くされた感も有るのだが、実際にスカイの模造を試みた(現在も製作中)自分としては、一家言有るのである。
因みにスカイモドキ1号を作った後にそのサイトの存在を知ったのであり、そのサイトが模造製作のキッカケになった訳では無いことをお断りしておく。(現在製作中の2号、製作予定の3号も最初の段階で決定していた)
Photo:Phil Dent 1991Guitar magazineより
これが記念すべきスカイギターの第1号である。
1981年にウリがデザインし、2年後の83年に完成。
製作者はアンディ・デヌトリオ。
(前述のサイトではAndy Demetriouとなっていて、おそらくそちらの方が正しいのでしょうが、91年のギター・マガジンに上記のように出ていたのでここではデヌトリオとしておきます)
スカイギターは全て彼の手によるものである。
ウリは78年のヤング・ギターのインタビューでパガニーニのヴァイオリン曲で練習していると語っている。(勿論イングヴェイよりも先です)
その為、より高音が必要になったのであろう。
というか、ヴァイオリンの高音に魅せられた結果、ギターであの音が出せないか、ということが開発の動機のようだ。
ウリはそれまで、ストラトキャスターを愛用していたが、21フレットまでしかない。
そこで、指板エンドからフロントPUまでのスペースに2フレット足した、23フレットのネックをアンディ・デヌトリオに製作してもらい、エレクトリック・サン時代に使用していた。
この頃巷では、BCリッチが登場して24フレットが珍しくなくなってきたし、古くはクイーンのブライアン・メイの自作ギターが24フレットだった。
スカイ1号機を演奏しているウリ。
注目して欲しいのは、指板エッジとS型ピックガードがほぼ面一であること。
ピックガードは厚くても3ミリ位であろう。
とすると、ボディーと弦との距離が通常のギターよりかなり接近しているのが判る。
フロントPUを指板下に埋め込む構造上こうなったのか、弾き易さを求めての結果か判らないが、格段にピッキングし易いと思われる。
これはchataroがギブソンタイプからストラトに持ち替えたときに気付いたことである。
フランク・ギャンバレも真っ青のロー・セッティング。
しかも彼よりもずうーっと前に・・・。
このことはまだ誰も指摘していないと思うが、どうか。
Photo:William Hames YOUNG GUITAR 1996より
そこでこのスカイギターが登場となる。
ストラトキャスターをベースに、1弦側の角を切り取り、6弦側の角を伸ばしたようなデザインである。
とは言っても、まったくのオリジナル・デザイン。機能と美しさを兼ね備えたそのカタチは、見ていて惚れボレする。
立奏のみを前提にし、ウリはそれを剣道の真剣勝負に例えている。
確かに座っていては戦えない・・・。
指板はセンターPUの手前まで伸び、30フレットまで半音刻みである。
ボディートップに船形ジャック・プレート、3連のコントロール・ツマミ、PUセレクターを配置し、ストラトの名残りがうかがえる。
スケールは当然ロング(レギュラー)・スケール。
ネックはストラトのようにボルト・オンでは無く、セットネックである。
その為、フロントPUはボディーの裏からセットしているようだ・
ブリッジはストラトを踏襲して、シンクロナイズド・トレモロ・ブリッジ。
ヘッドは、ストラトのように6連ペグだがネックと角度が有るタイプで、ストリング・ガイドが不必要である。
角度付ヘッドの常で、トラスロッド・カバーが付いている。
PUはネック側からSSH配列である。
この後、スカイU(サブ・ネームをパープルというのだそう)、スカイV(同じくエンペラー)に発展するのだが、残念ながら写真が見当たらない。雑誌で見たことが有るのだが、フェア・ウォーニングの記事だった為、買わなかったのだ。
(某スカイギター専門サイトで見て下さい。URLは勝手に掲載してよいものか悩むので、検索してね。すぐ出てくるよ。有名だから。)
スカイU(パープル)は27フレットあたりからヴァイオリンのように、フレットが無い。エボニー指板がリアPUの手前まで伸びている。1号機では、超高音部はフレットの間隔が狭く正確に弾くことが困難だったことと、ウリはヴァイオリンも弾けること等からこういう仕様になったらしい。余談だがウリはメイプル指板が好みらしく、このスカイUのみがエボニーである。おそらくヴァイオリンを意識しているのであろう。ボディーは名前のとおり紫で、黒の渦巻きが描かれている。弟子ヘルゲ・エンゲルケに譲渡後、スキャロップ加工されたようである。
スカイV(エンペラー)は28フレット以上を1音刻みにしている。以降これが定着している。
ブラック・ボディーにエア・ブラシでぼかしの入った星雲らしい渦巻き模様が描かれている。以降これが定着している。(前述のサイトによると当初は違っていたらしい)渦巻きは後のW、Xに比べ細いように思う。
このギターから指板にスキャロップが採用されるようになった。以降これが定着している(このくだり、何度目だ?)。
ブリッジのカウンター・スプリングが通常の逆の方向にもついているそうで、以降これが定着している。(くどい)
PUは当初SSHだったが、弟子ヘルゲ・エンゲルケから返還後HSHに変更されたそうで、それがWの開発後だった為、メガ・ウィングを搭載しているとの事。
(詳しくは前述のサイトに行ってみてね。本当に詳しくてびっくりするよ。尊敬してます)
SKY(DOLPHIN)
SKY 2 Purple / SKY 3 Emperor
SKY 4 MightyWing
SKY 5 Destiny
7弦スカイの最初のギター、マイティ・ウィング(フェニックスとも呼んでいる)。
太い方の弦(ローB)が増えている。
91年のギター・マガジンのインタビューで、87年完成と語っている。
このギターのみ、ボディーとネックのジョイント位置が違う。
これはボディーの角の先の位置が大体10フレットなのに対して、他の4本は9フレットあたりである。
その為、他のより超高音部が引き易そうだ。
超高音を多用するクラシックに主に使用、というかこれが現在のウリのメイン・ギターである。
音色もそれぞれ違っているらしく、これが一番理想に近いのだそう。
フロントPUを付けるスペースが無い為、2PUである。
PUはエンジニアのジョン・オーラムとウリが共同開発した「メガ・ウィング」が搭載されている。
90年にスティーブ・ヴァイとアイバニーズが共同開発したユニヴァース(後に市販)以来、7弦も珍しくなくなった昨今であるが、多くの7弦が弦の間隔を6弦と同じにしているのに対して、スカイは少々狭めているらしい。
結果、ネックの幅の増加を最小限に留めている。
弦間が狭い為、弦跳びフレーズ等は弾き易いとのこと。
ボディートップの渦巻きが青っぽく(この写真では判りませんよね、ごめん)、幅はVとXの中間位。
角部のアクセサリーの青と合わせているらしい。
ピック・ガードはゴールド(ブラスなのか金メッキなのかchataroは知らない)になり、パーツもゴールドに。
Wからボディー・トップの舟形ジャック・プレートも姿を消した。

主にロックっぽい曲に使われる、ディスティニー(ドラゴンとも呼んでいる)。
これも7弦である。
こちらは「メガ・ウィング」がフル・システムで搭載された3PU仕様となっている。
スカイWとXの違いはちょっと見た感じ、あまり無い。
Wのサブが必要となり、間をおかず作られたのであろう。
それとデザイン的には完成したということか。
渦巻き模様が太く、白っぽい。
ボディー材は5本供秘密で、実験的に違う材を使用しているらしい。
初期のスカイはストラトに準じた材(多分アッシュかアルダー)だったとのこと。
最近は2種類の材を組み合わせているともいわれ、ついマホガニーにメイプル・トップを想像してしまうが、それならわざわざ秘密にする必要も無く、というか秘密にしている事自体に価値が有るのかも知れない。
勿論、偽造防止の為でもあるだろうが・・・。
尚、ウリは前述の91年のインタビューで、「スカイ・ギターが欲しい人は、彼にコンタクトをとればいい」と、製作者のアンディーの名を挙げた上で語っているが、勿論そんなことはなく、この5本以外に巷に出回っているものは全て偽造品である。
SKY 6
これはウリ自身がネットで語っていたもので、只今製作中なのか、企画の段階なのか、はたまた、もう完成して世に出すべく練習中なのか、chataroには判らない。
なんと、現在の7弦に太い方と細い方を1弦づつ増やした9弦ギターとなるらしい。
聞いただけで「難しそう」って思ってしまう。
世の中には「スティック」なる多弦ベース(?)も存在し(あれって何弦有るんだろう?)、弾きこなしている人もいるのだから、ウリになら難しくないのかも・・・。
どんな形になるのか、多分スカイXと大差ないであろう。デザインは完成されているのだから。
当然ネックは太くなるだろうし、ヘッドはそんなに大きくできないからペグ配置は7対2になるのかな。
今度、コラージュして予想画像を作ってみようかな。
どこからか文句が来そうだな。
という訳で、作ってみました。 実はchataro、こういうの得意なんです。
9弦スカイの予想画像です。 早く本物を拝みたいもんですねえ。
つづく・・・少しづつ内容を充実させて行きたいと思っております。
▼ ギター博物館TOPへ
これは何でしょう?。 はいスカイ・ギターの複弦7コースの14弦ギターです。
悪乗りして作ってみました。
悪乗りついでに、Wネックも作りました。 どうでしょう?。
chataro命名「ギタコラ」。 そのうち「ギタコラ・ギャラリー」なんて作ってみましょうか(笑)。
(※ ギタコラの画像を転載することは禁じません。むしろ広めたい。でもその際、ロゴは消さないで下さい。)
なんちゃってSKY GUITAR 
▲ なんちゃってスカイギターにGO!
このページを更新するのも久し振りであります。(2年半振り)
そういえば、一番最初のスカイギターは、ニックネームが「ドルフィン」というらしいですね。
chataroが密かに尊敬申し上げている、某有名ファン・サイトで最近知りました。
それはさておいて、巷で最近偽スカイ(改め、「なんちゃってスカイ」)が出回っているようで、ちょっぴり御紹介しちゃおうかな、なんて思います。
(2005.10.02 UP)
(2003.04.19 UP)
(2003.04.19 UP)
(2003.04.19 UP)
(2003.04.19 UP)
(2003.04.19 UP)
(2003.07.20 UP)
(2003.07.27 UP)
(2003.07.27 UP)